四国作旅

五色台とは[香川県高松市・坂出市]

五色台は、香川県高松市と坂出市にまたがる台形の山塊で、北には瀬戸内海をのぞみ、四季折々の自然と触れ合うことができる絶好のアウトドアフィールドでもあり、瀬戸内海国立公園に指定される景勝地。
山中には四国八十八ヶ所霊場の81番札所「白峯寺」と82番札所「根香寺」があり、両寺院を結ぶ道は古くから残る自然道(歩き遍路道)として保護されていて、四国の遍路文化を体感できる数々の史跡がある。
また、都以外の地域に設けられることがたいへんめずらしく、四国では唯一の「天皇陵」も存在し、四国と他地域との歴史的関係性を探る意味での重要地域でもある。

五色台とは[香川県高松市・坂出市]

五色台つくり旅 ~崇徳上皇レイライン編~

香川県高松市と坂出市にまたがる台形の山並み「五色台」の周辺には、平安時代の悲運の天皇「崇徳上皇」ゆかりの史跡が点在しています。
その史跡は、四国八十八ヶ所霊場第79番札所「天皇寺」と第81番札所「白峯寺」との関連性が深く、古代の太陽信仰と関連する「レイライン」の視点でその立地を調べ、より深い歴史的背景を学ぶツアーです。

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レイラインの基礎知識講座

ツアーガイドは、レイラインを研究している聖地観光研究所の内田一成(うちだいっせい)さん。まずは勉強会で、レイラインの基礎知識やレイラインハンティングの方法について学びます。
レイラインとは、聖地が法則性を持って直線状に並べられていたり、幾何学的な形を描く配置になっていることをいいます。その法則を解き明かすために、内田さんはGPSやデジタルマップなどを活用して、調査をしています。これがレイラインハンティングという手法です。

ここ五色台には、平安時代に京の都から流されてきた悲運の天皇「崇徳上皇」のお墓があり、周辺の崇徳上皇ゆかりの地が法則性をもって立地しており、レイラインの考え方に基づいて、崇徳上皇に関係する歴史や場所を資料やアプリを使って解説します。

 

立ち寄りスポット① 白峯陵・頓証寺殿

四国八十八ヶ所霊場80番札所・白峯寺のすぐ近くに、崇徳上皇を埋葬した白峯陵と御霊をまつる頓証寺殿があります。
崇徳上皇は、権力の座を賭けた政争・保元の乱の首謀者として、讃岐国に流され、この地で亡くなった悲運の帝で、崩御後に京の都でたびたび変事が続いたことから、怨霊としての伝説も伝わります。

御陵と頓証寺殿の位置関係はレイラインの法則に基づいた特徴がみられ、スマートフォンの電子コンパスや太陽の動きをシミュレーションできるアプリなどを活用して、その法則性や聖地性を調査します。

 

立ち寄りスポット② 白峰宮

崇徳上皇の御霊を弔うために造営されたと伝わる神社が白峰宮で、四国八十八ヶ所霊場79番札所・天皇寺が併設されています。
白峯陵からは直線距離で約6 キロほどの距離がありますが、御陵の参道が向くラインを延長すると、冬至の日が沈む山の尾根を越え、その先でぴったり白峰宮に当たります。
樹齢500年ともいわれる御神木の楠木も圧巻の大きさで、崇徳上皇のお宮を守っているかのごとくそびえます。

 

立ち寄りスポット③ 八十場の霊泉

白峰宮の近くにある八十場の霊泉は、古くから不思議な力があると伝えられてきた霊水がわいています。
崇徳上皇が亡くなったのは盛夏で、都から埋葬の許可が届くまで、この泉に浸された上皇のご遺体は、亡くなったときのままだったと伝えられています。
この地に江戸時代に創業したところてんの老舗があり、職人が丹精込めて仕上げる逸品として、長年親しまれています。

 

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ツアー概要

モデル行程 12:50 喝破道場 集合
13:00 内田一成ガイド レイライン基礎知識講座
14:30 白峯陵・頓証寺殿 見学
16:00 白峰宮 見学
16:30 八十場の霊泉 見学
17:00 八十場の霊泉 解散
所要時間目安 約4時間
参考料金 10,000円(税別)/人 (10名催行の場合)
※ガイド料金、資料費、保険料が含まれます。
※ツアー中の移動交通費は含まれません。
 必要があれば別途料金で、バス・タクシーなどを手配可能です。
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